CondeHouse 2023 Collection Catalog

299 布の話 革の話 天然素材ならではのよさ 張地やクッションには、さらりとした手触りのコットンや 通気性に富んだリネン(麻)などの天然素材を多く採用して います。また再生繊維のレーヨンも、特有の光沢感とすぐ れたデザイン性を持つファブリックとして積極的に取り入 れてきました。このように上質な素材を厳選して組み合わ せられることも、カンディハウスの強みです。 豊富なバリエーション 椅子やソファーの張地は、飽きのこないベーシックなデザ インを中心に、手触りや耐久性に配慮した布を取り揃えて います。シンプルな印象ながら糸や織りには高い技術が使 われており、上質感が漂います。木部の樹種、塗装色と組 み合わせて3つのスタイル「ノース ノーブル」「シンプル &ナチュラル」「アドバンスト クラシック」を表現するこ とで、お客さまに張地の魅力と可能性を提案します。 革は風合いが命です 「革」とは、原皮(動物の皮)をなめし処理したものを指しま す。その表面はやわらかく風合い豊かですが、「ナチュラル マーク」という、動物が受けた傷や皺も残っています。カ ンディハウスではその表面(銀面)をそのまま生かした「RK / MG / KP / BQ / GR」の5種類の革を用意。また、「ナチュ ラルマーク」が目立たなくなるよう銀面に擦り加工を施し 仕上げた「EN / MR」も揃えました。それぞれの革に適した 塗装やシボ加工により、質感の違いやメンテナンスのしや すさなどの特長を持たせています。 塗料によって異なる風合い 革の塗装は大きく分けて「顔料(ピグメント)仕上げ」と「染 料(アニリン)仕上げ」があります。顔料は革の表面に付着 し、保護膜のような役割を果たすもの。一方の染料は革の 繊維に浸透してなめらかな手触りを保ちます。 質感を大切に 原皮が持つ自然なシボを活かし、柔らかい質感を保つ「ナ チュラルシュリンク」のほかに、「型押し加工」を施したも のを用意しています。

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